研究員メッセージ(特別区の産業支援機関 倭文 隆広さん)


倭文 隆広(しとり たかひろ)
特別区の産業支援機関(その他プロボノ)
学生時代に東日本大震災の影響で避難生活をする子ども達への学習支援を行う「とどろき・よこはま学習室」に参画。
社会人としては信用金庫に入職。支店や本部を経験し、社内でボランティア活動を推進する部活動を立ち上げる。現在は特別区の産業支援機関に2年間の出向中でスタートアップ支援やイノベーションの推進を行う。
プライベートでは非営利株式会社eumoや一般社団法人床ずれ寝たきり予防研究所、子ども食堂支援などプロボノ・ボランティアを多数行っている。
今の活動にたどり着くまでの「転機」は何でしたか?

学生時代に東日本大震災が起きて、何か手触り感がある支援をしようと思い、ボランティアの学習支援団体に辿り着いた事です。
そこでボランティアだから出来る事、組織マネジメントやリーダーシップ、イベント企画などを学ばせて頂き、人の伴走支援に関わる事の喜びを知る事が出来ました。
それがきっかけとなり、専門分野だった中小企業の伴走支援をしたいと思い、信用金庫に入職する事になりました。
その時、迷いや悩みはありましたか?
今は本業以外にもプロボノ・ボランティア活動に数多く携わっています。
1つ1つの活動は様々なご縁がきっかけとなっていますが、自分自身が関わりたいもの、深めたいもの、好きや得意を活かす事が納得する形で出来ています。
そして、今こうして伴走支援を中心とした、多様な活動が出来ているのも、学生時代にボランティアで様々な経験をしたからで、あの時、他大学の学生中心だったコミュニティに飛び込んで良かったなと思っています。
この仕事の「きれいごとではない部分」を、あえて挙げるなら?
どの活動も表側はキラキラ見えるものですが、実際の裏側では組織の矛盾や摩擦、人同士の小競り合いや対立などが起こるものです。
また営利と非営利の活動における評価軸や時間軸、経済性への考え方、優先順位などの違いにより、共創・協創が生まれにくいなと実感しています。
あなたにとって「ソーシャルグッド」とは、一言で言うと?
自分の中で明確に定義がある訳では無いのですが、「世の為、人の為」、「ウェルビーイング」、「社会貢献」に繫がるものなのかなと思っています。
そして今は社会性のみならず、特に経済性といった要素も同時に求められていると思います。
