【イベントレポート】企業年金DXで中小企業の老後不安を解消|株式会社ベター・プレイス

真面目に働いてきたのに、老後のお金のことを考えると、なぜか少し不安になる。
両親や、職場の先輩を見ていても、同じことを感じる。
一生懸命やってきた人ほど、なぜお金で苦労しなければならないのでしょうか。
その問いを、自分自身の原点として、ビジネスで答え続けている会社があります。
株式会社ベター・プレイス。
中小企業で働く人たちのために、「はぐくみ企業年金」という仕組みをデジタルの力で届けている会社です。
ここでは、ベター・プレイス会社説明会動画から、同社代表取締役社長CEO森本新士さん、人事責任者西本さんの対話をご紹介します。
社員180名・累計調達20億円・はぐくみ企業年金の加入者13万人弱という規模に至った、その背景をお届けできればと思います。
「庶民の資産形成というのを、人生かけてやろうと思っている」
高藤:森本さんとは、もう10年以上のお付き合いになりますね。今日はあらためて、ベター・プレイスがどんな会社なのか、お話を伺わせてください。
森本:当社は、企業年金という非常にマニアックな分野ですが、働く人の人生に深く関わるお金を扱っています。これをDXの力で、中小企業で働く方々にもお届けする会社です。日本で働いている人の約7割が、従業員100人未満の会社で働いていて、その規模だと企業年金の普及率は16%ほど。30人未満だと2〜3%という世界です。
高藤:5年前に「老後2000万円問題」が大きな話題になって以来、何の解決もされていない、ともよく言われますね。
森本:ええ。年収400万円の人が65歳から受け取れる厚生年金は、月12.5万円ほどです。これだけで生活していくのは、現実的に難しい。だからこそ企業年金で補おうという発想なのですが、大企業や上場企業に比べて、中小企業では制度自体が届いていない。私たちは、この空白に向き合い続けている会社です。
高藤:少し踏み込ませてください。なぜ森本さんが、この事業をされているのでしょうか。先日出された本でも、レオス・キャピタルワークスの藤野さんが「ほんとうに多くの人たちがやらないことをやっている」と絶賛されていました。
もともと自分自身が、お金で苦労した側の人間なんです。
森本新士(代表取締役社長CEO)
自分の親も弟も、真面目に一生懸命生きてきた。
なのに、なぜこういうお金が理由で苦労しなければならないんだろう、というのが、ずっと自分の中にあって。
だからこそ、ちょっとライフワークとして、いわゆる普通の暮らしをしている人というか、庶民というか、一般の人たちの資産形成というのを、人生かけてやろうと思っている、という感じですかね。
高藤:金融の世界には、最初からそういう思いで入られたのですか。
森本:いえ、何も考えていなくてですね。叔父が保険会社にいた、それだけです。ただ、自分はお金で苦労したので、お金のことをちょっと勉強したいという欲求がすごく強くて、外資系の保険会社に入りました。でも、そこにいた30年で感じたのは、メーカーは本当に自分たちのことしか考えていないということです。そこにすごく違和感を感じて、お客さんの方を向いた金融をやりたいなと。それが起業のきっかけです。
「DXを使わなければ、3万人いないと黒字にならない」
高藤:エッセンシャルワーカー、保育士さんや介護士さんといった方々から制度を広げてこられました。一般的に、金融の世界では、大きなお金を一度に動かしたほうが手数料が大きくて、会社としても利益体質になりやすい。一人ひとりの掛金は富裕層のお金とは違うので、手間がものすごい量になりますよね。
森本:そこにDXをやることで、従業員数名の会社にも届けられるようにしました。AWSのようなクラウド基盤が安価に使えるようになって、初めて成立した事業です。
高藤:実際、ビジネスとしてはどのくらい大変な領域なのでしょうか。
森本:本当に儲からないんです。DXを使わない場合、損益分岐点は加入者3,000人くらい。徹底的なDX化をしてサービスを提供しようとすると、3万人いないと黒字にならない。加入者が3万人ぐらいになるまでは、ずっと赤字を垂れ流すので、なかなか事業として成立しない。だから、もっと手っ取り早く、お金持ちのところに行って大きな金額をかけてもらう方が、ビジネスとして成立しやすいんです。
高藤:大手のメガバンクや地銀さんからすると、自分たちでこの仕組みを作って中小企業に届けるよりも、ベター・プレイスのプラットフォームと提携した方が早い、ということでもあるわけですね。
森本:そうですね。我々は17行の銀行さんから出資いただいていますが、彼らから見れば、自前でやるよりも提携した方が早い。そして、そんなに儲からないので、自分たちで取り組むには合わない。だからこの領域は、ずっと空白だったんだと思います。
高藤:エンジニアの規模も、なかなかのものだとお聞きしました。
森本:今、エンジニアが20人ほどいます。徹底したDXの力で、中小企業で働く方やエッセンシャルワーカーの方、つまり大企業の社員だけではなく、働く人すべての老後不安を解消する。それを、ビジネスとして本気でやっている会社です。

ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会を作る
高藤:森本さん、ありがとうございました。次に、人事責任者の西本さんに、どんな仲間を求めているのかをお聞きしたいと思います。
西本:当社のミッションは「ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会を作る」というものです。ビジョンは、エッセンシャルワーカーをはじめ、働くすべての方が、優しい気持ちを持って働ける世界を作ること。社員180名の全員が、何も見ずに空でこの理念を言えるくらい、組織のなかに浸透している会社です。
高藤:理念を額縁に飾るのではなく、日々の意思決定に通底させているわけですね。
西本:そうですね。象徴的なのは、利益の使い方かもしれません。会社にきちんと1/3を残し、株主に1/3、従業員に1/3を分配する。私たちはこれを「参加型資本主義」と呼んでいます。同じ方向を向いて歩んでくださる仲間というのは、何ものにも代えがたいので、そこに共感していただける方と一緒に働きたいと考えています。
面接で重視しているのは「ベター・プレイスにいそうかどうか」
高藤:いろんな方を面接されているなかで、書類審査や面接で見ているポイントを教えていただけますか。
西本:本当に月並みな回答になってしまうのですが、募集要項を全部満たしていなくても問題ないんです、ある程度合っていれば。最近は転職歴も、あまり気にしていないことが多いです。皆さんいろんなキャリアパスがあって、計画的に歩んでこられた方が多いので、10年前とは少し変わってきたなと感じます。
高藤:面接で「ここを見ている」という、もう一段奥のポイントはありますか。
ちょっと抽象的で恐縮なんですけれども、僕がよく見ているところで言うと、ベター・プレイスにいそうかどうか、なんです。
西本(人事責任者)
空気感とか雰囲気とか、最終的にはそこかなと思っているので、はい。そういったところを見ていますね。
高藤:「ベター・プレイスにいそうかどうか」というのは、ミッションへの共感や、変化への適応力、利他の精神、学ぶ姿勢、人との関係性。それらが集まって生まれる、目に見えない手触りのことかもしれませんね。現在、募集されているポジションも教えていただけますか。
西本:企業年金DXのプロジェクトマネージャー、自社開発DXシステムのエンジニア、AI領域の特化エンジニア、銀行や税理士の方々と協業を進めるパートナーセールス、エンタープライズセールス、カスタマープランナー、マーケティング、デザイナーまで、職種横断で募集しています。当社の事業に共感していただける方であれば、ぜひお話できればと思います。
現在募集中の職種
- 企業年金DXプロジェクトマネージャー
- 自社開発DXシステムエンジニア
- AI領域特化エンジニア
- パートナーセールス(銀行・税理士との協業推進)
- エンタープライズセールス
- カスタマープランナー
- マーケティング
- デザイナー
ソーシャルグッドなキャリアに関心のある方へ
プロビティ・グローバルサーチは「社会によくて、自分にもよい」キャリアを目指す方の転職を専門にサポートしています。
スタートアップから大企業・NPOまで、幅広いソーシャルグッド企業とのネットワークを活かし、価値観・ビジョン・スキルを総合的に見たマッチングをご提案します。
株式会社ベター・プレイスについて
株式会社ベター・プレイスは、2011年創業の企業年金DX会社です。
中小企業で働く方々の老後の資産形成を支えるため、「はぐくみ企業年金基金」(2018年厚生労働大臣認可)と、企業年金DXシステム「はぐONE」を運営しています。
設立から8年で、加入企業6,400社・加入者約13万人・運用資産およそ700億円という、日本の企業年金のなかでも最大級の規模に成長しました。
社員数は166名(2026年3月時点)、累計調達額は約20億円。「ビジネスを通じて、子育て世代と子どもたちが希望を持てる社会を作る」をミッションに、エッセンシャルワーカーをはじめとした働く人の暮らしを、企業年金という仕組みから支えています。