「社会によくて、自分にもよい」仕事を見つける|ソーシャルセクター求人の賢い選び方

終身雇用制度が崩壊し、転職が当たり前の時代となりました。
転職の目的も多様化しています。
キャリア志向も「年収を上げたい」「スキルを磨きたい」「ワークライフバランスを重視したい」といったものだけではなく、仕事を通じて社会にポジティブな影響を与えたいという価値観を持つ人が増えています。
そういった方の活躍の場として、ソーシャルセクター(非営利組織に加え、ソーシャルスタートアップなどの民間企業も含む)の求人が増加しています。
ソーシャル志向の高い方にとってのキャリアの選択肢が増えている一方で、どのように自身のキャリアを選択して良いのか分からないという方も多く、そのような方が当社の転職支援サービスにご相談を頂くケースが増えています。
この記事では、ソーシャルセクターでの自分にあったお仕事選びや転職活動の進め方について解説していきます。
ソーシャルセクターの求人が増加している背景
ソーシャルセクターの求人が年々増加傾向にあり、就業の機会が増えています。
その背景についてご説明をさせていただきます。
1. 社会的課題への関心の高まり
- グローバルな課題の増加:
気候変動、貧困、教育格差、医療アクセスの問題など、解決すべき社会的課題が世界中で増えています。
これらの課題に対する意識が高まる中で、ソーシャルセクターで働くことで直接的に社会貢献をしたいと考える人が増えています。 - ミレニアル世代とZ世代の価値観:
特に若い世代は、利益追求だけでなく社会的な意義やインパクトを重視する傾向があります。
ソーシャルセクターは、こうした価値観に合致するため、求人ニーズが高まっています。
2. 企業の社会的責任(CSR)の強化
- 企業との連携増加:
多くの企業がCSRやサステナビリティに関する活動を強化し、ソーシャルセクターの団体とパートナーシップを結ぶケースが増えています。
この結果、ソーシャルセクター内での専門的なスキルを持つ人材の需要が拡大しています。 - 資金提供の増加:
企業や財団からの資金提供が増えることで、NPOやNGOが事業を拡大し、スタッフを増やす必要性が生じています。
3. テクノロジーの進化と新しいニーズ
- デジタル化の推進:
デジタル技術の導入が進んでおり、データ分析やマーケティング、ITスキルを持つ人材が求められています。
例えば、オンラインでの募金活動やリモートでの支援プログラムが増加し、技術的な専門知識が必要とされています。 - イノベーションの必要性:
社会課題解決のための新しいアプローチやソリューションを開発するため、ソーシャルイノベーションや起業家精神を持つ人材への需要が高まっています。
4. 政府や国際機関の支援拡大
- 政策的な後押し:
政府や国際機関がソーシャルセクターを支援する政策や助成金を増やしており、組織の活動が拡大しています。
これに伴い、プロジェクトマネージャーやアドボカシー担当者など、専門的な役割を担う求人が増えています。 - SDGsの影響:
国連の持続可能な開発目標(SDGs)が広く認知されるようになり、SDGs達成に向けた取り組みを進める組織が増加しています。
これが求人増加の一因となっています。
社会的課題への関心の高まり、企業のCSR活動の拡大、テクノロジーの進化、政府の支援などが後押しとなり、ソーシャルセクターの求人数は増加傾向にあります。
その結果、民間から非営利団体への転職、またその逆など「越境」と言われるようなキャリアパスの多様化も進んでいます。
当社から非営利組織から民間企業、民間企業から非営利組織に転職されご活躍されている方も複数おられます。
自分にあったソーシャルセクターの求人をみつける方法
それでは、自分にあったソーシャルセクターの求人を見つける方法について説明します。
当社では、自分の仕事が社会の、誰かに役に立っていることを実感でき、その結果自分の人生も充実する「社会によくて、自分にもよい」転職活動を推奨しています。
ソーシャルセクターで社会に貢献する実感を得ながら、自分自身も満足できる仕事を見つけるための3つのポイントを紹介します。
1. 法人や団体のビジョンや方向性に共感できるか
まず、法人や団体のビジョンやミッションが自分の価値観と合致しているかを確認することが重要です。
社会への貢献を掲げる法人や団体は多く存在しますが、具体的なテーマは多岐にわたります。
法人や団体のウェブサイトや代表のメッセージ、従業員の方のインタビューなどを通じて、
「この企業が目指す未来に自分も貢献したい」
と思えるかどうかをじっくり見極めてください。
また、関わる領域やテーマによって、非営利団体でしかできないこと、営利企業でビジネスの力を使った方が広くインパクトを創出できることなどもあります。
ご自身の関わりたい領域やテーマや方向性と法人や団体の相性を考えることが重要です。
2. ビジョンが浸透しているか
ビジョンが立派であっても、それが従業員一人ひとりに浸透していなければ、現場での仕事にやりがいを感じることは難しいでしょう。
社会への貢献を掲げる法人や団体の中には、実際には売上や利益を最優先し、ビジョンが形骸化しているケースも存在します。
こうした法人や団体では、従業員が「自分たちの仕事が社会にどう役立つのか」を意識する機会が少なく、結果として、やりがいを感じられない環境になってしまうこともあります。
転職活動では、面接やカジュアル面談を通じて、社員がビジョンをどの程度共有しているかを確かめることが大切です。
例えば、
「御社が掲げる社会への貢献の理念を、どのように日々の業務に落とし込んでいますか?」
と質問することで、ビジョンが現場に根付いているかどうかを確認できます。
従業員が生き生きとビジョンについて語る法人や団体であれば、自分が求めるやりがいを感じやすい環境である可能性が高いでしょう。
3. 組織のカルチャーや価値観が合うか
ビジョンが浸透していても、組織のカルチャーや価値観が自分に合わなければ、自分を活かしながら仕事を続けることが難しいでしょう。
マネジメントがトップダウンかフラットか、個人主義かチームワークを重視するか、といった組織の雰囲気は、働き方ややりがいに直結します。
カルチャーの適合性を見極めるには、実際に法人や団体の担当者と話す機会を積極的に持つことが有効です。
選考を通じて、
「この人と一緒に働きたい」
「この組織の雰囲気は自分に合う」
と感じるかどうかを重視してください。
言葉や態度に表れる細かなニュアンスから、組織の価値観が伝わってくるはずです。
最後に
「誰かの役に立つ仕事がしたい」「社会に良い影響を与える事業に携わりたい」と考える方が増えていることは、非常に素晴らしいことです。
私たちは、一人でも多くの方に、「社会によくて、自分にもよい仕事」に出会ってほしいと願っています。
人それぞれによって理想のキャリアのあり方は多様です。
自身がどのような時にやりがいや喜びを感じるかを知ることが重要です。
ぜひ、日常の中で自分が実感を得る瞬間を振り返り、自分を理解するための時間を持ってみてください。
私たちプロビティ・グローバルサーチは、社会への貢献を志す方々のキャリアを築くためのサポートを全力で行います。
ご自身の価値観や希望をどのように整理すればよいか、選考で何を確認すべきかなど、具体的なアドバイスを提供します。
少しでも関心をお持ちいただけたなら、ぜひ以下の無料転職支援サービスへのご登録をお願いいたします。
一緒に、社会的な価値と自己実現を両立するキャリアを探求してまいりましょう。
また、以下のイベント(NPOの進化とソーシャルなキャリアの未来~“社会を変える仕事”のリアルとその担い手たち~)の動画もご参考にしてください。




