社会に貢献できる仕事は自分を幸せにする!?

記事の紹介

「仕事でやりがいを感じられない。」「なんとなく満たされないんです。」このような相談を頂く方が年々増えているように感じます。

一方で、仕事を通じて自身が満たされ、活き活きと生活されている方もいます。

当社は、社会に貢献できる仕事(社会に貢献していると実感できる)に取り組むことで、自分自身も幸せになれると信じています。

“社会に貢献できる仕事は自分を幸せにする”について考えていきたいと思います。

目次

【社会に良くて、自分にも良い】とは

ヒトは社会性を持つ生き物です。

社会に貢献したり、他者を助けたり、助けられたりすることで、つながりを感じながら生活をしています。

「つながりを感じたい」、これはヒトが根源的に持っているニーズなのだと思います。

当社はみなさんに“社会に良くて、自分にも良い”キャリアを実現して頂きたいと考えております。

「社会や他者に貢献する」というと、どこか自己犠牲的なイメージを持つ方がおられるかもしれませんが、決してそうではないのです。

貢献を実感することで、自身のニーズが満たされる、満たされることにより更にエネルギーが湧き、貢献できることが増える、この循環がとても重要なのだと思います。

もちろん、仕事ですので時には自身に負荷をかけ踏ん張らないといけない状況もあるでしょうが、過剰に心身に負担をかけて働くというのとは違います。

利他的な行動が幸福度を上げる

海外でも国内でも利他的な行動が自身の幸福度を上げるという複数の報告があります。

北米地域で行われたとある実験では参加者にお金が配られ、自分のために使うように指示された集団と、他の人へのプレゼントを買うか寄付をするように指示された集団では、後者の方が幸福度が高かったという結果が出ております。

日本においても寄付行動が自身の幸福を上げるという報告がなされています。

更に詳しく知りたい方はこちらを参照ください。

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当社から転職をされた方の幸福度調査の結果

当社から転職をされた方を対象に、転職する前後での幸福度を0~10の11段階でご回答頂きました。

結果として、以下のような変化が確認できました。

※統計的に有意差が認められております。
転職前の平均幸福度:4.65
転職後の平均幸福度:8.35

2024年版世界幸福度報告書で最も高いスコアを持つフィンランド(7.74)を上回る結果となりました。

この調査結果の興味深い点として、「年収」や「働き方(リモートワーク等)」は幸福度への影響は低かったのです。

それらよりも、「生きがい」「やりがい」「自己成長」などが幸福度への影響が高いという結果でした。

調査にご協力頂いた方の以下のようなコメントからも、社会や他者への貢献を実施し、生きがい・やりがいを感じられることが自身の幸福度を高める可能性があると言えます。

「自分の仕事が人々の生活の向上に寄与していると実感し、生きがい・やりがいを感じる」(30代・男性)
「自身の興味関心に直結する仕事に就くことで、毎日を肯定的に生きることができている」(30代・女性)
「人生の多くの時間を使う意義と使命感を感じること、誰に対してもオープンに自分の関わっている仕事を誇らしく語れる」(40代・女性)

こちらの結果は昨年度開催された第13回日本ポジティブサイコロジー医学会学術集会で発表をさせて頂きました。

今後も当社は仕事と幸せの関係について考えて参ります。

学会発表に関する詳しい記事はこちらです。

社会に貢献し、自分を幸せにする仕事の見つけ方

これは転職活動全般に言えることですが、「内省」「情報収集」「行動」の3つのバランスをとることが重要です。

「内省」:自分の強み・弱みやどのように生きていきたいか等、自己理解を深める。

「情報収集」:求人サイトを見たり、転職エージェントの面談に申し込んだり、どのような求人があるのか、情報を集める。

「行動」:実際に企業の担当者と会って話をする。※最近は選考の前段階でカジュアル面談の機会を設けて頂ける企業様も増えています。

自己理解を一旦進めたら、情報を集めて、実際に企業の担当者と会ってみることで、自身が想定していなかった企業の魅力に気づくこともあるでしょう。

内省ばかりに時間をとられて、自己理解の沼にはまっている方もいらっしゃるのですが、とてももったいないと感じます。

自身の内面を掘るだけでは、自己理解は進みません。

外部(情報や担当者)と接触し、そこで感情がどのように振れるかを自身で観察することで、自身の興味・関心の対象がより明確になっていきます。

是非、「内省」「情報収集」「行動」の3つをバランスよくまわしていくことを心掛けてください。

こちらの動画も参考にして下さい。

また、当社では候補者の方の世界観を考えたマッチングに努めています。

一般的に仕事を選ぶ時には、条件(年収や働く場所など)とスキル・経験について考えられることが多いかと思います。

最近では、それらに加え企業のビジョンやミッション、パーパスなどに共感するか否かを大切にされたいという方も増えてきています。

ただ、それだけでは精度の高いマッチングの実現には十分でないと考えています。

当社は条件やスキル、ビジョンなどに加えて、その人の持つ“世界観”を大切にします。

とても社会貢献性の高い事業を展開している企業でも、組織運営の形態や意識構造が強いトップダウンなのかフラットに意見を言い合う風土なのかでは、どんな人がその組織に合うのかが異なってきます。

自身の世界観と仕事をする組織の世界観が近いことは、そこで活き活きと働くことが出来るかに大きく影響を与えます。

もちろん、全てが完璧にマッチングするケースは極めて稀でしょうが、自身が何を大切にされたいのか、どのような企業で働くと活躍が出来そうなのか、是非一緒に考えさせて頂けると嬉しいです。

最後までお読み頂きありがとうございます。

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社会に貢献できる仕事をしたい方からよくある質問

Q
  1. 社会貢献的な仕事では、年収や待遇は本当に下がらないのでしょうか?
  2.  社会に貢献できる仕事の具体的にはどんな求人事例がありますか?
  3. 内省の沼にハマらないようにするための具体的なコツがあれば知りたいです。
  4. どのように自分の世界観を見つけ、企業と合わせるのでしょうか?
  5. 社会貢献と言っても、「ウォッシュ(偽物)」ではない、本当に社会的な視野を持つ企業かどうかをどう見極めれば良いですか?
社会貢献的な仕事では、年収や待遇は本当に下がらないのでしょうか?

前職の給与水準にもよりますが、下がることもあるのが現実です。


一方で、ここ数年でソーシャルスタートアップ、ソーシャルベンチャーといわれる企業群での報酬の水準が上がってきていることも事実です。


NPOでも年収が1000万円を超える案件も複数寄せられています。


年収が下がった場合も、数年で前職の給与水準を上回っている方もおられます。


その瞬間の年収だけではなく、中長期で検討することがキャリア戦略としては有益かと思います。


社会に貢献できる仕事の具体的にはどんな求人事例がありますか?

社会に貢献できる仕事といってもその内容は様々です。


社会課題(教育、医療、福祉、地方創生など)に取り組むスタートアップ、NPO、大手企業の社会貢献関連の部署、財務基盤が安定している老舗オーナー企業、地域に根差した中小企業などの様々な求人を取り扱っております。


ご面談の中で最適な場所を一緒に探していくスタンスをとっています。


内省の沼にハマらないようにするための具体的なコツがあれば知りたいです

内省、情報収集(転職エージェント、求人サイトに登録など)、行動(カジュアル面談を受ける、選考に進む)に使っている時間を可視化して、内省に多くの時間を使っていることが分かれば情報収集、行動に使う時間を増やしてください。

内省、情報収集、行動をバランスよく回すことが良い転職をするためには重要です。

最近では、カジュアル面談の機会を設けている企業も増えています。

自分の頭だけで考えるよりも、実際に企業の担当者と話すことで多くのことに気づくことができます。


どのように自分の世界観を見つけ、企業と合わせるのでしょうか?

どんな人と一緒にいると心地よいのか等の感覚を大切にして欲しいと思います。

企業の担当者と会うことで、使う言葉使いや、他者や世界をどのように捉えているのかが分かってくると思います。

ビジョンに共感していても、世界観がマッチしていないとご入社後に自分のパフォーマンスを発揮できないことも多いです。


社会貢献と言っても、「ウォッシュ(偽物)」ではない、本当に社会的な視野を持つ企業かどうかをどう見極めれば良いですか?

売上・利益と社会的な目標の達成をどのように両立しているかを選考などを通じて確認されるのが良いと思います。

当社の取引先企業は、誰のために、何のために事業を行っているかを語れるメンバーの方が多いので、選考などでその点を感じ取って頂ければと思います。

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