内定辞退からの大逆転
2023.03.10 お知らせ優秀な人材はいつでも引く手あまたなので、内定が出てオファー面談(条件面についての説明をする面談)の席に臨む時点で、「一応面談には応じるけど、この会社は辞退するつもり」という事もあります。
先日もそのような事例があり、その候補者の方は地方に根を張った老舗のA社ではなく、都心のスタートアップでキラキラしたB社を選ばれるんだろうなと思っていました。
ところが、地方の会社とのオファー面談(正確には代表二人+幹部の3名との会食)が終わる時間に電話が入り、「高藤さん、この会社に決めました!」という報告が。
いったい何が起きたのか話を聞くと、地方からわざわざ都心まで自分に会いに来てくれたという、代表お二人の熱量の高さ、自分を求めてくれている想いが十二分に伝わってきたというところで「男気を感じたので、ここで頑張ろうと覚悟を決めました」というお話しでした。
勢いで意思決定されたのか、しっかり考えられたのかが心配になったのでその場でもいくつかの項目で本当にその選択で良かったのかを確認し、翌日もフォローで電話をして意志が変わらないかを確認し。(翌日もしっかりと、地方の会社で、とのご意向でした)
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この地方の会社は地域への思いが強く、また代表の方たちが本当に私心ではなく経営をしているのが伝わる会社なのです。
最近横山光輝の三国志にハマっているのですが、劉備玄徳のところに張飛や関羽などが慕って集まってくるような、そんな形で、当社からも続々と入社が決まっています。
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組織をつくるって、本当にドラマがあるなぁと実感したケースとなりました。
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実はこのドラマが繰り広げられた日は、数年前にこれまた内定辞退からの大逆転採用となった別の社長さんとばったりお会いした日で。
当社から広報人材を採用されたC社。
その広報の方も、お断りするつもりでC社の最終面接を受けたら、気持ちが変わって入社が決まった人材だったのです。
その後その方は大活躍され、会社もメディア露出が急激に増えて上場。広報の方も笑顔で写っている上場セレモニーの写真を見て私も感動したのを覚えています。
社長さんとその思い出話で盛り上がったのですが、社長さんによると「当社を辞退するだろうというのは表情で分かった。だから不安要素を潰していった」と当時の大逆転面接の内容を教えて頂きました。
最後まであきらめてはいけない、まるでワールドカップの三苫選手のような粘り強さが、経営でも大切なのかもしれません。
そんな事を経営者の皆様から改めて教えて頂く日となりました。
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