君の顔が好きだ

2025.03.18 メンバーブログ

「レジリエンスを高めるコツは、気持ちを切り替えられるようにすること。」みたいな表現をたまに見かける。
しっくりこない。
「レジリエンスを高めるコツは、レジリエンスを高めること。」と言っているようにすら聞こえる。

自分の性格や特徴を把握して、より理想に近づけたいと思う人が多いのだろう。
一方で、あまり実用的でないアドバイスが世に溢れているように思える。

そもそも、自分の性格を変えることはどこまで出来るのだろうか。
そもそも、性格という捉えどころのないものに介入しようとすることにどこまで意味があるのだろうか。
性格ではなく、行動に焦点が当てた方が良いように思う。

例えば、怒りっぽい性格を温厚な性格に変えたいと思うなら、自分の中で怒るという行動を定義して、1週間毎に怒った回数を記録していく。
記録するだけではあるが、多くの人にとって効果があるはずだ。
前向きな性格になりたければ、ネガティブな事象があった時に、「大丈夫大丈夫!」と口にしてみる。
行動力のある人間になりたければ、いつもと違う行動をしてみる。
例えば、いつもと違う道を通る、一つ前の駅で降りてみる、定食屋で焼肉定食と唐揚げ定食で迷ったら両方食べてみる、そんな些細ないつもと違う一歩を踏み出してみる。
それがなりたい自分の姿なら、心地良さを感じ、だんだんなりたい自分像に近い行動をとるようになる。
やる気がないから行動出来ないというよりも、行動するからやる気が出てくる(作業興奮という)みたいな話は割と有名である。

こういったことを更に詳しく、科学的なエビデンスに絡めて知りたければ、『物語思考(著:けんすう)』『ヤバい集中力(著:鈴木裕)』を読むことをお勧めする。

性格なんていう人によって解釈の幅があるものを考えたり、論じたりするよりも、行動を客観的に定めそれに基づき、とるべき行動を粛々と積み重ねることに集中するのが良い。
個人単位だろうが組織単位だろうが。
「なまけもの」「努力不足」そんな暴力的な言葉から解放され、世界はもっと平和になるはずだ。

「君の顔が好きだ 君の髪が好きだ 性格なんてものは僕の頭で勝手に作り上げりゃいい 君の肩が好きだ 君の指が好きだ 形あるものを僕は信じる」
と斉藤和義も歌っている。

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