誰一人取り残さない世界に向けて
2021.09.07 お知らせCOOのFです。
9/8は‘‘国際識字デー‘‘です。
世界には‘‘日常生活で用いられる簡単で短い文章を理解して読み書きや計算が出来ない‘‘非識字者(成人)が約7億8,100万人いると言われております。
もしも、自身が‘‘非識字者‘‘であったらどうでしょうか?
日常生活のあらゆる情報が文章によって表現されていることを考えると、想像がつかない世界ではないでしょうか。
契約書も基本的には文章で作成されますので、非識字者の方が、ご自身が内容を理解しないまま、契約書にサインをさせられ、不利益を被るという事件も発生しているようです。
その他、健康を守るための医薬品の情報も基本的には文字で記載されていますので、文章が読めないとサポートがない限りは正しく服用することが叶いません。
文章が読めないということは、生きるということがままならないということです。
昨今では、スマートフォン等のデバイスがあれば誰でも容易に、しかもほぼコストをかけずにインターネットに接続し、世界中の情報や知にアクセスが出来るようになりました。このことにより、あらゆる格差が是正に向かうでしょう。しかし、‘‘非識字者‘‘の方にとってはこの限りではありません。SDGsにおいても、「質の高い教育をみんなに」との目標が掲げられております。
弊社でも、1名の人材紹介・転職支援実績を作るごとに、1名のアジア貧困地域に住むこどもの就学支援を行う取り組み「プロビティ・未来のリーダー育成プロジェクト」をタイのNGO団体(The Education for Development Foundation)を通じて行っております。
昨今、ナショナリズムが台頭し各国の分断が進み、更にコロナウイルス感染症の流行によりその動きが加速しているように思います。今一度、宇宙船地球号の乗組員の一員として、‘‘誰一人取り残さない世界‘‘の実現に向けて何が出来るか考えたいものです。
僕自身も微力ながら、出来ることから取り組んでいきます。