‘‘体験すること‘‘の大切さ
2021.06.16 マガジンCOOのFです。
先週末に2日間にわたる枝廣淳子さん(『不都合な真実』(アル・ゴア氏著)の翻訳をされた方です)の熱海でのワークショップ(うまく表現できないので、便宜上ワークショップという言葉を使います)に参加させて頂く機会に恵まれました。
今回の体験が筆舌に尽くしがたいほどに素晴らしいものだったので、可能な限り等身大の自分のまま表現していきたいと思います。
環境問題(主にプラスチック問題)を考えるワークショップだったのですが、各プログラムが実にユニークなものでした。
‘‘何故か‘‘と枕詞がつくようなレクリエーションが沢山ありました。
‘‘干物つくり体験‘‘、‘‘日の出ヨガ‘‘、‘‘サンドアート‘‘など。
そのどれもが素晴らしい体験でした。
もちろんそれだけではなく、環境問題を真正面から‘‘体験する‘‘ということもプログラムにしっかりと組み込まれていました。
砂浜の掃除をしたり(一見、綺麗に見えても、よく見るとゴミは落ちているのですね)、ボートに乗せてもらって海のゴミを回収したりと、これまで環境問題にさほど関心のなかった僕には新鮮な体験でした。
そして、知識のインプットの時間では、枝廣さんが非常に分かりやすく環境問題のことを僕たちに伝えてくれました。
特に僕の心に刺さったのが、‘‘今のままプラスチック問題に何も講じなかった場合に、そう遠くない将来に海中のプラスチックの量と魚の量が同じになる‘‘というものでした。
また、マイクロプラスチック(直径5㎜以下のプラスチック※プラスチックは自然に帰らないので、最終的には微小な粒子になり自然界に存在してしまうのです)の問題も根深く、知らず知らずのうちに人間を含む動物の体内にも入ってきているのだそうです。(お前はそんなことも知らなかったのかと思った方、すみません。知りませんでした。)
自分で作った干物はとても美味しかったのですが、この体験も未来永劫当たり前に続くものではないことを座学から学びました。
海をはじめとする、自然、もっと言えば地球の豊かさがあってこそのことだということが理解出来ました。
日の出ヨガ、サンドアートも同様です。
インプットと体験を通じて‘‘循環‘‘という言葉が持つ重みが手触り感を伴い、自身の中に入ってくる感覚がありました。
また、これらの体験を共にしながら様々なこと(馬鹿なことも、ちょっと真面目なことも、ちょっと切ないことも)語り合った十数名の仲間には感謝してもしきれません。
僕はどちらかというと頭でっかちな人間だと思います。
権威にも弱いので、〇〇さんが言っていたとか、~~という本に書いてあった、とよく言っているような気がします(もちろんそれも大事だとは思っていますが)。
今回のプログラムは体験する、インプットする、自身の想いを伝え、他者の想いに耳を傾けるという否が応でも‘‘五感‘‘で感じることの出来る構成になっていました。
‘‘五感‘‘で感じること、それを自身の主観として伝え、他者と対話することの大切さ、豊かさを感じられた2日間でした。
また、大切な仲間とどこかの町で(もちろん熱海には再訪します。)美味しいお酒を飲みながら語り合いたいものです。