「社格」と「人格」

広告代理店の若手女子社員の件では色々なコメントが出ているのですが、日々多くの方のキャリアや人生と接している立場から思った事を書いていきたいと思います。
 
一言でいうと、「たとえ残業が無くても、あんなにパワハラだったり組織としての事業に対する倫理観が無い組織だったら、それだけで人はメンタルをやられてしまうんです!」という事です。
実際私もそうした状況で悩まれ、苦しまれている方と多く接しているからこそ、残業だけが問題ではないという事を言いたくて。
 (↑全然一言ではなかった)
 
・・・・
あの件は

①残業時間(とても100時間だけだったとは思えないけど)だけが問題ではなく、
②上司、周囲のパワハラ
③事業に対してモラル、良識の無い組織の倫理観(ニュースになった不正請求など)
 
が3点セットになってしまっていると思います。
 
例え残業が殆ど無くても、②や③だけの状況でも人はけっこうメンタルに来てしまうものです。実際にそうしたことを理由に転職を希望される方も多くて、ご相談に乗るたびになんと世の中にはひどい人や、倫理観の無い組織があるものだ、、、(しかも日系、外資問わず超大手だったりする)と思ってしまいます。
  
人として「あの人いい人だよね」と言う時には「人格が良い」と言ったりしますが、そういう表現って「会社」ではなかなか無いんですよね。「社格がいい」だと、会社としての倫理観や徳というよりも「世の中的に有名か、大企業か」と言うところをさしていて。
 
「社格のいい」会社にお勤めの方の、「人格が悪い」と言う事が結構あるものだなぁ、、と思ってしまいます。(大企業へのヒガミ?もちろん、素晴らしい方も沢山いらっしゃるのですが!)
 
上記②と③は似ているけどちょっと違くて、パワハラ、セクハラしているけど事業の進め方はちゃんとしているところもあります。でもそうしたところは倫理観や誠実さに関する問題意識が無い事も多いから、③の、組織としての倫理観を逸してしまうという状況になりやすいという傾向はあるのかもしれない。
 
だから、「社格」で仕事を選ぶのではなく、その組織にいる人の「人格」も重要視してキャリアの選択をするという視点もこれから増えていったらよいなぁと思います。
 
少なくとも当社では、私たちがなるべくその部分は確認して、私たちがお薦めしたい、と思う会社さんとのお取引をする様にしています(その方法は今のところ、思いっきり主観なんですけどね、、、色々方法論を調べていますが結局は主観がベストと言う結論なのです)。
 
※この件は本当に奥が深くて、良い組織の中に一人だけ超パワハラ敏腕マネージャーがいたらどうするか、とか細かい所を議論し始めたら本当に何日あっても議論が終わらないんですけどね!世の中のブラック企業というレッテルとは別に、私たちの主観で企業の「倫理観」や「誠実性」を見ていければと思っています。